2012/03/27

動画における図と地の関係性


モーショングラフィックスはネット上で閲覧するというシーンが圧倒的に多く、人の視点もスクリーンからの数十センチという場合が多いです。そうなるとスクリーンが絶対的な地となりその中で見せたい対象である図を展開して行きます。特に自分は「余白」や「間」という部分に気を使うことが多いので、どんどん図が小さくなっていく傾向にあります。それは自分の中の感覚的に作用するところが大きいので図として視認できるギリギリのバランスを保っているつもりではあります。

最近、展示会用のコンテンツを制作しまして、その図と地の関係性はネット上での閲覧のものとは違う理論を持たなければいけないことに改めて気づかされました。つまりスクリーンを取り巻く空間こそが地であり、コンテンツそのもが図という関係性になるのですね。もっと突き詰めるとスクリーンを含めたその周囲も図と見なすべきだと思いました。つまりコンテンツをよりダイナミックに見せなければならないと言うことです。これはデジタルサイネージの視認性にも共通することです。普段コンピューター上で制作していると、わかっていてもいつのまにか微視的な視点に陥ってしまいます。空間の中の映像コンテンツを制作する際はその意識を強く持つことが重要ですね。