2014/01/21

ジェスチャーコントロールとモーショングラフィックス

ジェスチャーコントロールは現在注目されている技術でデバイスに接触することなく操作をできるものです。将来的にあらゆるシーンにおいてジェスチャーを活用したデバイスがが普及するでしょう。家電や住空間機器など物理的なスイッチがなくなるれば、プロダクトデザインにも革命が起こせます。まさにプロダクトのフラットデザイン化へ!

と、少し話はずれましたが、ジェスチャーコントロールの操作では、人がジェスチャー後に操作完了したことを認識可能なリアクションとしてデバイスに表示する必要があります。左右上下に移動、回転、ピンチなどなど様々な手の動作に対応した明確な表示が必要となり、UIも必然的に動的になります。このモーションUIのデザインに関しては、まだまだ思考、研究の余地はありますがモーショングラフィックスの活用シーンのメインの1つになると考えています。

Helsinki Design Week 2013で作品のエキシビションにジェスチャーコントロールを活用

TO-FUは、昨年ジェスチャーコントロール技術であるIntel Perceptual Computingを使用したデモアプリ制作にUIデザイン担当として参加しました。
詳しくはこちらから→Gesture Control Demo
まだ試作段階ですが実際に制作に関わったことで可能性は感じることができました。

今のところ革新的でインパクトのある技術ですので、エンターテイメントやプロモーションをうまく仕掛けることができれば大きな話題になることでしょう。まあそれはそれで市場が盛り上がればいいと思うのですが、私はもう少し先を見据えています。今やタッチパネルがごく当たり前のように、ジェスチャーが当たり前となるであろう世界においては技術論ではなく実用性に目が向けられるはずです。ジェスチャーコントロールの本当の有用性は建築において発揮されるのではと思います。これに関してはまた今度!